スペインの研究で20分間の鍼治療の継続が慢性疼痛障害の線維筋痛症の症状を軽減するという記事が、アメリカ「TECH TIMES」のサイトに掲載されています。
「TECH TIMES」はアメリカのニューヨーク発信のニュースサイトです。
最新のテクノロジーを始め社会や文化、医学情報などを取り上げているメディアなんですね。
このサイトに、鍼治療の研究に関する情報がありました。
Researchers in Spain recently found how individualized acupuncture benefited fibromyalgia patients up to a year after treatment. The therapy was able to reduce chronic pain score and markers such as fatigue and depression in subjects.
線維筋痛症の患者の慢性の痛みが軽減できたそうです。
※fibromyalgia ・・・ 線維筋痛症 (略FM)。 全身に激しい痛みが生じる疾患。
鍼灸治療の効果の一つとして、鍼灸は筋肉のこわばりや緊張を緩めることができると言われています。
そのような作用が慢性の痛みを軽減させたのかもしれませんね。
また、鍼灸が緊張を和らげることに効果的だとすると、疲労や、うつ症状などにもいいということが想像できます。
線維筋痛症の原因やメカニズムは、まだまだ解明されていないようです。
ただ、ストレスや生活習慣の乱れが増悪因子になると考えられます。
そのような時に、鍼灸治療がより人々の健康に役立っていけるといいですね。
慢性病に鍼灸治療が効果的と考えられるケースは他にもございますので是非ご参照ください。(COPD:慢性閉塞性肺疾患)
⇒ 「 鍼灸(しんきゅう)ニュースレター No.11 」をリリース - COPDと鍼灸
今回の「TECH TIMES」の記事は公式サイトをご参照ください。
◆TECH TIMES – 20 Minutes Of Acupuncture May Help Reduce Chronic Pain
http://www.techtimes.com/articles/134259/20160217/20-minutes-of-acupuncture-may-help-reduce-chronic-pain.htm