石川県金沢市にある高源院(こうげんいん)にて7月1日に「一ツ灸(ひとつやいと)」が開催されました。
中日新聞のWebサイトに掲載されていましたのでご紹介させていただきます。
サイトによると次のように書かれています。
一ツ灸は江戸時代中期、富山県氷見市の東泉寺の住職が病に伏した時、夢に仏が現れてきゅうを据えたところ、病気が治ったとの伝説から。同院では百年ほど前から、旧暦の六月一日に行われている。
先日もご紹介させていただきましたが、やはり富山県がルーツのようですね。
⇒ 病気の予防にお灸「ひとつやいと」富山県高岡市「瑞龍寺」で
メディアで取り上げられたり、有名なのは富山県の「瑞龍寺」ですが、もともとは富山県氷見市の東泉寺と言われているんですね。
お灸をする部分は、膝の下にあるツボです。
「膝眼 (しつがん)」というツボですが、外膝眼(がいしつがん)と言われたり、現在では「犢鼻(とくび)」として経絡経穴の教科書には記載されています。
以前もご紹介しましたが、このお寺でのお灸はかなり温度が熱いんだそうです。
もちろん鍼灸師はお灸の温度をコントロールできますし、「熱いほど効く」というわけでもありません。
特に、熱いことでも話題になるこの「ひとつやいと」ですが、今年は熱くない「温熱灸(おんねつきゅう)」を導入したそうですね。
同院は今年からぬらした障子紙の上にきゅうを乗せる「温熱灸」を導入。「痕を残したくない」という若い女性の要望に応えた。
今後も、このお灸が人々の健康に役立っていくことでしょう。
鍼灸治療ということで、鍼(はり)と灸(きゅう)で、国民の皆様の病気の予防、そして健康維持に貢献できるといいですね。
今回のニュースについて詳しくはYahooニュース(北日本新聞ほか)でご確認ください。
◆中日新聞WEB – 熱さの先 健康願って 金沢・高源院 100年続く「一ツ灸」
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20160702/CK2016070202000049.html