国境なき鍼灸師団がネパール地震被災者を支援という記事が、アメリカ「ポストアンドクーリエ」のサイトに掲載されています。
ポストアンドクーリエは、アメリカのサウスカロライナ州チャールストン地方の新聞です。
この新聞の公式サイトの記事に、ネパール地震の被災者を支援するために「国境なき鍼灸師団」が現地に渡った、と書かれています。
国境なき鍼灸師団は、正式には「Acupuncturists Without Borders」略して「AWB」と表記します。
アメリカに拠点があり、世界中で大規模な災害が発生した際に、現地に出向いて被災者の治療を行う鍼灸師の団体なんですね。
2015年の春のネパール地震の被災者の治療のために、彼らはネパールに渡ったようです。
「心的外傷後ストレスに対して鍼治療が必要である」と記載されています。
また、「食品、水、衣類や避難所はもちろん重要であるけれども、東洋医学もまた被害者を助けることができる」という内容も書かれています。
「鍼治療は、彼らの神経系を整え、それらが機能できるように希望と平和を与えます。」とも表現されています。
日本では、「国境なき医師団」は広く知られていますが、この「国境なき鍼灸師団」は知らない人がほとんどだと思います。
遠くアメリカにおいては、このような団体があり、災害地で活躍されているんですね。
薬の無い地域や、災害時こそ、この素晴らしい鍼灸治療の効果が期待できるかもしれませんね。
今回ご紹介した記事は「ポストアンドクーリエ」のサイトをご参照ください。
◆The Post and Courier – Local acupuncturist travels to Nepal to help earthquake victims
http://www.postandcourier.com/article/20160101/PC16/160109914/1006&source=RSS