2015.12.31 産経ニュース サイト
「東洋・西洋融合の医療センター設立を夢見て」と題して産経ニュースのサイトに記事が掲載されています。
ルーマニアに渡った日本人が、現地に「統合医療クリニック」を設立する事業プランを計画中とのことです。
統合医療とは、主流医療(近代西洋医学)に補完医療(鍼、マッサージ、心身療法、サプリなど)を組み合わせたもので、いわば西洋的な科学的医療と東洋的な経験的医療の相補的な合体です。
明治時代の近代化で、鍼灸や漢方などの日本の伝統医療から、いわゆる西洋医学に切り替わった日本と違い、ルーマニアでは統合医療が盛んなようですね。
近代化=軍国主義で、遅効性の漢方(=日本伝統医療)を不用意に切り捨ててしまい、現在に至るも主流医療(いわゆる西洋医学)との溝を埋め切れていないのが日本医療界の問題ですが、ルーマニアはじめ欧州諸国では両者(主流医療と補完医療)はずっとなだらかな統合を維持しています。すなわち、ルーマニアは「統合医療大国」でもあるのです。
鍼灸や漢方といった東洋医学と、現代医学の双方が、今後はうまく連携していけるといいですね。
今回の記事は産経ニュースのサイトをご参照ください。
◆産経ニュース – 東洋・西洋融合の医療センター設立を夢見て
http://www.sankei.com/world/news/151231/wor1512310028-n1.html