杉山和一資料館の建設に向けた地鎮祭

8月8日(土)に、東京都墨田区にある江島杉山神社(えじますぎやまじんじゃ)にて、杉山和一資料館の建設に向けた地鎮祭が執り行われました。

杉山和一さんと言えば、江戸時代に活躍した盲目の鍼灸師で「管鍼法(かんしんほう)」を編み出したことで有名です。

管鍼法は鍼を皮膚に刺す際に、専用の管を使用する方法です。

鍼を直接手に持って刺す方法に比べて痛みが少なくでき、優れた技術なんですね。

日本の多くの鍼灸師はこの管鍼法を使用していますし、ここ数年は海外でもこの管鍼法が使われるようになってきました。

 
管鍼法以外にも杉山和一さんの功績は数多くあり、5代将軍 徳川綱吉の鍼治療をしたり、鍼術の講習所である「杉山流鍼治導引稽古所」を開設し、鍼の技術を伝承して、多くの優秀な鍼師が誕生しているんですね。

 
そして2010年には、杉山和一生誕400年記念ということで、記念事業が計画されました。

その事業の一環として「杉山和一資料館(仮称)」が建設されることになったんですね。

この資料館建設に向けて、先日8月8日に地鎮祭が執り行われたわけです。

建設予定地は江島杉山神社境内の惣録屋敷史跡地で、資料館はおよそ60坪、2階建ての施設で2016年に完成する予定とのことです。

文化財などを一般公開し、日本の伝統鍼灸・あん摩に関する研究と後継者育成、学術振興に役立てるようですね。

詳しくは医道の日本社、公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会の公式サイトをご参照ください。

 
◆医道の日本社 – 杉山和一資料館建設に向けて 江島杉山神社で地鎮祭を開催
http://www.idononippon.com/information/news/2015/08/post-13.html

◆公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会
http://www13.plala.or.jp/sugiyamakengyou/top.html

◆江島杉山神社 – Yahoo!ロコ
http://loco.yahoo.co.jp/place/g-4kKJbpLAV7-/?utm_source=dd_spot

jinja1a