「首の痛み、「トリガーポイント」に鍼を打つと良くなった! 」という記事が「MEDLEY」のサイトに掲載されています。
「MEDLEY」は、医師たちがつくるオンライン病気事典で、病気に関しての様々な情報をやさしくわかりやすく解説しているサイトなんですね。
このMEDLEYのWebサイトに、トリガーポイントと鍼の効果について、スペインでランダム化比較試験により検証されたという内容が書かれています。
トリガーポイントは、当サイトでも以前ご紹介しましたが、痛みを引き起こすきっかけとなる部分です。
鍼灸でいう「経絡・ツボ」と重複する部分も多いですが、厳密には単なる「ツボ」ではないんですね。
詳しくは以下をご覧ください。
そして今回、スペインにて行われた実験では次のような結果が出たそうです。
僧帽筋下部繊維のトリガーポイントに近い部分に鍼を打つと、ベースラインおよびコントロール群と比較して、[...]、首の痛み、PPTが減少した(p< .001)。 トリガーポイントへの鍼治療テクニックにより、より大きい治療効果が認められた(p<.001)。
実験は、首のこりや痛みがある72人を、「トリガーポイントに鍼を打った群」と「トリガーポイントでない部分に鍼を打った群」に分けて治療し、結果を比べたとのことです。
このことから、痛みを引き起こしているトリガーポイントに鍼をすることが効果的であるということが言えそうです。
痛みが出ている部分だけに鍼をしても必ずしも治るとは言えないのかもしれませんね。
痛みのある部分だけにとらわれず、東洋医学的な視点で経絡や経穴(ツボ)をよく考慮し、患者さんの身体の状態を確認しながら、さらに西洋医学的な視点でこのトリガーポイント等も考慮してくれるような鍼灸師さんなら、安心して治療をお任せできそうですね。
今回のこのスペインの試験の詳細は「MEDLEY」の公式サイトをご確認ください。
◆MEDLEY – 首の痛み、「トリガーポイント」に鍼を打つと良くなった!
http://medley.life/news/item/5593b2a9e7880cce02efc52a