日本鍼灸師会と全日本鍼灸学会とは、どのような関係があるのでしょうか。
日本鍼灸師会は、1950年(昭和25年)の9月に「全国鍼灸懇談会」として発足しました。
同じ年の11月30日に、参議院会館にて「日本鍼灸師会結成大会(創立総会)」が開催され、翌年の3月25日に「日本鍼灸師会会報」が創刊され、1951年5月10日に社団法人の認可を得ました。
そして同じく1951年(昭和26年)の10月に、全国規模の「日本鍼灸治療学会」が発足されたんですね。
この「日本鍼灸治療学会」による第一回めの学術大会が、同1951年10月に慶応義塾大学にて開催されました。
これが「全日本鍼灸学会」の前身であり、始まりです。
つまり、日本鍼灸師会において鍼灸の学術的な研究や鍼灸学理の追及を実施する団体として「鍼灸の学会」が生まれました。
「全日本鍼灸学会」という名称は1981年(昭和56年)の5月からですが、毎年、学術大会を開催しています。
今年2014年5月には全日本鍼灸学会の愛媛大会が開催されました。来年の5月には第64回学術大会として福島大会を予定しています。
◆全日本鍼灸学会 公式サイト
http://www.jsam.jp/
一方、日本鍼灸師会の全国大会は、鍼灸学理に基づき、より鍼灸臨床に関わる知識の情報共有や、国民の皆さまへの鍼灸医学の啓発を目的として毎年開催されています。
この日本鍼灸師会(日鍼会)の全国大会が、いよいよ10月12日(日)と13日(月)に岐阜県にて開催されます。
詳しい内容は下記のイベント情報をご参照ください。