厚労省が、漢方・鍼灸に関する調査研究を開始

厚生労働省が、厚生労働科学特別研究事業の一つとして「漢方・鍼灸を活用した日本型医療創生のため調査研究」を開始しました。

この調査研究は、日本の伝統医療である漢方や鍼灸治療を活用した「新しい日本型の医療」を作りだすための調査・検討を目標としています。具体的には、エビデンスの確立、専門的な医療従事者の養成、生薬資源の安定的確保、国際的な課題への対応、調査・研究機関の設置など、多方面から調査・検討を進めていきます。

多くの先進国でも伝統医学が見直される傾向にあります。西洋医学を医療の柱としつつも、伝統医学との「統合医療」を通じた、国民の福利厚生向上の一環なのです。日本の伝統医学である漢方や鍼灸治療の特性を活かし、現代の医療現場で積極的に利用することができれば、西洋医学だけでは改善しづらい症状や、患者のQOL向上にも成果が出るものと考えられています。

「漢方・鍼灸を活用した日本型医療創生のため調査研究」のホームページはこちら
http://kampo.tr-networks.org/sr2009/