熊本地震 鍼灸関連の現在の状況です。
熊本では先日12日にも震度5弱の余震があり、震度3以上の地震はほぼ日常になってきているようです。
仮設住宅の建設や民間の賃貸住宅を借り上げて、みなし仮設住宅とする制度も始まっており、避難生活も新たな局面に入りつつあるのではないでしょうか。
避難所での生活においては、被災者の皆さんは周りに気を遣ってなるべくトイレに行く回数を減らす、という傾向があるそうです。
そして水分の摂取も控える傾向になり、深部静脈血栓症になりやすくなるんですね。
【深部静脈血栓症】 エコノミークラス症候群の予備軍。避難者全体の約9%前後いる可能性が高いとの調査結果が、熊本地震血栓塞栓予防プロジェクトにより6月14日に発表されました。
また、狭い居住スペースでの運動不足からくる心身の不調等を訴える方々も多いようです。
避難所においては、上記のような方々のケアをすることが、鍼灸マッサージボランティアの主な活動目標でした。
これからは各仮設住宅の中で心身の不調を訴える被災者の方へのアプローチも、同時並行で行っていくそうです。
深部静脈血栓症やエコノミークラス症候群については、2011年3月の東日本大震災の時にも心配されました。
詳しくはこちらもご参照ください。
⇒ 鍼灸ニュースレター No.10 – 夏バテと鍼灸・東日本大震災と鍼灸
熊本地方の状況についてより詳しくは、「熊本地震 鍼灸関連の活動報告 第9報」をご参照ください。
⇒ 熊本地震 鍼灸関連の活動報告 第9報 2016年6月17日現在
また、災害関連最新情報につきましては「鍼灸net/AcuPOPJ 災害関連情報のページ」をご確認下さい。