救急救命の現場で鍼灸治療が活躍 – アメリカ

2016.3.15 StarTribune (ミネソタ州)
アメリカのミネソタ州のローカル紙に、救急救命の現場での鍼灸治療について記事が掲載されています。

「StarTribune (スタートリビューン)」は、アメリカのミネソタ州のローカル新聞です。

ミネソタ州はアメリカ合衆国の中央北部でカナダに接する州ですね。

そのミネソタ州のミネアポリスという都市に、「The Abbott Northwestern Hospital (アボット ノースウェスタン病院)」があります。

この病院では、ER (Emergency Room) つまり救急救命において、その補助療法として鍼灸治療が提供されているんですね。

2014年より、この病院のERで鍼灸師が活躍しているんだそうです。

主に、痛みの治療について、西洋薬とともに鍼灸治療が提供されています。

記事の中では、下記のように書かれています。

The Minneapolis hospital was the first in the nation to staff its ER with an acupuncturist two years ago, as part of a broader campaign to promote Eastern remedies as complements to Western mainstream medicine.

  ※remedy:治療、療法

そして、この記事に登場する鍼灸師のアダムさんが、救命救急にて治療をする様子が掲載されています。

病院の方針としては、薬の過剰使用による中毒やさまざまな問題を削減するために、その手段の一つとしてこの鍼灸が使われているようです。

病院での調査結果では、約200人の患者を追跡したところ、鎮痛剤を使用した時と同様に、鍼治療での疼痛スコアも下がったとのことです。

The hospital tracked nearly 200 patients.The hospital’s report says pain scores dropped the same amounts in those who received acupuncture and those who received painkillers.

  ※painkiller:鎮痛剤

 
救急現場での鍼灸治療、非常に興味深いですね。

ひょっとしたら将来、日本においてもそのような時代が来るかもしれませんね。

今回の記事の詳細は、Star Tribuneの公式サイトをご確認ください。

 
◆Star Tribune – Abbott pioneers acupuncture in the ER
http://www.startribune.com/abbott-pioneers-acupuncture-in-the-er/371991031/

 
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