東洋医学は難しいイメージがあるのですが -「東洋療法雑学事典」更新

東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「東洋医学は難しいイメージがあるのですが」という疑問とそれに対する回答が掲載されています。

 
東洋医学は確かにその言葉や考え方の部分で、独特な表現も多く、難しいという印象を持つ人もいるでしょう。

昔の人は大自然の中で、季節の変化や気候の変化などを観察しながら、それを人体と照らし合わせて考えるということをしました。

そのような考え方が、この東洋医学の根本にあるんですね。

 
当サイトでもご紹介していますが、東洋医学は、身体をひとつの小宇宙としてとらえ、そのバランスが崩れたときに「病」が発症すると考える医学です。

そして鍼灸治療はその東洋医学の治療法の一つで、身体の変化を手で触れながら観察して状態を把握し、鍼や灸を施すことで身体のバランスを整えて機能回復をはかる治療法なんですね。

「鍼灸とは」のページも是非ご参照ください。

 ⇒ 鍼灸とは

 
「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。

聞き慣れない言葉が多く難解だと思われがちですが、「人間は自然とともに在(あ)る」という基本的な考え方が分かるとそれほど難しくはありません。例えば、火は上に燃え上がる、水は低い所に流れていく、風はよく動く、というような自然界で起こる現象が私達の体の中でも起こっていると考えています。頭で考えるだけだと難しいのですが、自然を観察し、それに照らし合わせて体の変化を観察できるようになると、とても納得しやすいです。

 
人体も自然の一部ということで、自然界で起こっていることは人間の体の中でも起こるというように考えるんですね。

それをベースに、経絡やツボという概念、気や血や水という概念を用いて、はり・きゅうを使って治療していくのが鍼灸治療です。

海外では今、この東洋医学が非常に注目されているんですね。

日本においても今後ますます、東洋医学そして鍼灸治療が浸透していくことでしょう。

 
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。

 → 東洋療法学校協会はこちら
(「東洋療法雑学事典」のページをご確認ください)

 
鍼灸についての基本情報をまとめた「鍼灸ファクトブック」も当サイトにはございますので是非ご覧ください。

 ⇒ 鍼灸ファクトブック

 
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