旧・グランドプリンスホテル赤阪での鍼・マッサージの施術ボランティア活動結果のご紹介 ~「月刊東洋療法」208号レポート記事より

公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会は、2011年5月19日から6月28日までの41日間、福島第一原発事故被災者が避難していた、東京都内の旧・グランドプリンスホテル赤阪にて、鍼・マッサージの施術ボランティア活動を実施しました。

期間中、延べ1500人以上の方に施術を行うことができ、「皆さんに助けられてこれまでやってこれました」などたくさんの感謝のメッセージが届いたそうです。
当会の会報誌「月刊東洋療法」208号にて掲載した記事を紹介いたします。

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「赤プリ」での災害ボランティア活動を終了
延べ1500人以上を施術

旧グランドプリンスホテル赤坂(通称「赤プリ」)でのはり・きゅう・マッサージ施術ボランティア活動は、「赤プリ」での被災者受け容れ期間終了をうけ、6月28日をもってその活動を終えた。これは、当会が取り組んでいる東日本大震災被災者に対する災害ボランティア活動のひとつ。
「赤プリ」36階和室(スウィートルーム)に臨時施術所を開設したのが5月19日。開設までの道筋を築いたのは板橋区三療師連合会(佐々木邦男会長)だった。以後、一日も休むことなく41日間活動を継続した。全国から集まった施術ボランティアは会員・会員外併せて延べ337名(受付ボランティアを含む)。この間、1500名以上の方が施術を受けた。利用者の多くは、福島第一・第二原子力発電所の周辺において、国から避難指示等が出された地域(30キロメートル圏内)からの避難者。
当事業担当者大淵真氏(当会事業委員)は、「利用者からたくさんの感謝の言葉をいただき、逆に励まされた」と話す。
被災地並びに「赤プリ」以外の避難者に対する災害ボランティア活動は、今後も鋭意継続する方針。
(「月刊東洋療法」208号より転載)

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旧・グランドプリンスホテル赤阪での鍼・マッサージの施術ボランティア活動の模様