「ツボ」で検索した結果:237 件

鍼灸Q&A

よくある質問

Q01. 「鍼灸には副作用はあるの?」
Q02. 「鍼は痛くないですか?」
Q03. 「鍼は清潔?消毒されているの?」
Q04. 「鍼をしている状態で動いても大丈夫?」
Q05. 「妊娠中に鍼灸をしても大丈夫?」
Q06. 「病院での治療中や投薬中に鍼灸を受けて大丈夫?」
Q07. 「ストレスや更年期、うつ病などにも効くのですか?」
Q08. 「脱毛改善にも効果はあるの?」
Q09. 「鍼でタバコをやめられる、というのは本当?」
Q10. 「痩せるツボってあるの?」

よくある質問と回答

 
01. 鍼灸には副作用はあるの?
鍼灸はツボを刺激して身体のバランスを整えていく治療法ですので、副作用は殆どありません。子どもからお年寄りまで、安心して治療を受けることができます。
 
02. 鍼は痛くないですか?
基本的に鍼は痛くないものです。但し鍼特有の感覚が生ずる場合があります。人によってはそれを痛みと感じる場合がありますが、通常は患部にひびく感じで、なれると心地よさも出てきます。治療に用いる鍼は直径が髪の毛(0.2mm 以下)程度の細さで、先端も裁縫や注射針とは異なり、痛みをできる限り伴わない形状になっています。
 
03. 鍼は清潔?消毒されているの?
現在、鍼灸院の大半は“ディスポーザブル( 使い捨て)”鍼を使用しています。消毒滅菌されて梱包されたディスポーザブル鍼は、一回使用ごとに廃棄されます。あるいは、“患者さん専用鍼”の方法をとっているところもあり、この場合も一回使用するたびに、高温高圧式滅菌装置などで消毒滅菌を行っています。心配な場合は治療院で直接、確認するとよいです。
 
04. 鍼をしている状態で動いても大丈夫?
皮内鍼であれば、動いたり運動したりしても大丈夫です。皮内鍼は、身体の中には入り込まないようにできている3-5mm 程度の長さの鍼をテープで止めておくタイプのものです。色々な疾病に有効で、肥満対策に使う場合もあります。
 
05. 妊娠中に鍼灸をしても大丈夫?
鍼灸は母体や胎児への副作用がないため、妊娠中の女性や投薬治療ができない方に適しています。鍼灸によってつわりが緩和されたり、流産癖のある人が無事に出産したり、また、逆子が直ったという例もあります。ただし、妊娠していることは、鍼灸師に治療の前に必ず伝えてください。
 
06. 病院での治療中や投薬中に鍼灸を受けて大丈夫?
疾病によっては、投薬と鍼灸との統合でより高い効果を望める場合もあり、欧米ではそれが標準的な考え方になりつつあります。日本でも、積極的に統合医療を推奨するケースが増えてきました。
 
07. ストレスや更年期、うつ病などにも効くのですか?
鍼灸はストレスから来る様々な症状の改善に大変有効であるといわれています。また、更年期障害に伴って起こる自律神経失調症や不定愁訴(めまいや動悸、肩こり、腰痛など更年期になって起こりやすい症状)を治めるには、もっとも適している方法のひとつです。うつ病に関しては、心療内科など西洋医学との統合治療がより有効です。
 
08. 脱毛改善にも効果はあるの?
脱毛の原因は様々ですが、ストレスによる円形脱毛の人も多く、その場合はある程度の効果は期待できるでしょう。その他が原因の場合も長期間の治療で効果がみられることもあります。
 
09. 鍼でタバコをやめられる、というのは本当?
治療を受ければ誰もがやめられるわけではありませんが、効果があるという報告はあります。関心がある場合は鍼灸院に尋ねてみてください。
 
10. 痩せるツボってあるの?
痩せるとして一般的にいわれているのは耳のツボです。耳の胃点、肺点に鍼による通電や皮内鍼という鍼による刺激を加えると、食欲を抑制して体重減少や代謝異常を改善する可能性が推測された、という報告などがあります。しかし、ダイエットを成功させる上で一番大切なことは、正しい生活習慣を継続していくことで、鍼によるツボへの刺激はそのきっかけを作ることです。よい鍼灸院では、心身全体の健康のために適切なアドバイスや治療を行うことを心がけています。

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広がる可能性

広がる鍼灸の可能性

 2000 年以上の歴史を持つ鍼灸治療はその時代に応じて様々な疾患治療に効果をあげてきましたが、最近は新たな分野への可能性に業界の内外から大きな関心が寄せられています。

1)スポーツ鍼灸

sports_subcolumn_image07 スポーツ鍼灸とは、スポーツ傷害の治療やコンディショニングなどを目的とした鍼灸療法をいいます。現在、スポーツトレーナーといえば、プロ・アマチュアを問わず、様々なスポーツ現場でアスリートを支える重要な立役者として広く知られていますが、その多くが鍼灸師の免許を有する人たちです。社会の変化とともに未病の考え方が広まるなか、健康づくりのための運動習慣が重要視されています。今やスポーツ鍼灸は、アスリートの世界だけでなく子どもからお年寄りまで、幅広い年代の人たちの健康スポーツや介護予防の領域においても、大切な役割を担っているのです。

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2)メタボリック・シンドローム

 記憶の片隅に残っていませんか? 「耳ツボ・ダイエット」のこと。ワーッと盛り上がり消えていった、ある種ブームのひとつであったことは確か。あの「耳ツボ・ダイエット」って何だったのか。あの当時はまだ医学的な検証も少なく、特に西洋医学の世界では認められていなかったのは事実ですが、やせているのにもっとやせたいという、自然の摂理に逆らう女性たちの願望を瞬時に満たすダイエット法ではなかったようです。でも、本当に肥満の人や、最近話題のメタボリック症候群対策として、鍼が有用であるということが、マウス実験や人での検証で明らかになってきました。

3)アレルギー性疾患

 世界中で都市化が進み、ストレス、アレルギー、慢性疲労など、先進国特有の身体のトラブルや生活習慣病が増加しています。薬物投与や外科治療で対処してきた西洋医学だけでは治せない、病気ではないけれど「なんとなく不調」、あるいは原因が分からない症状に悩まされている人々が、子どもから高齢者まで、幅広い年齢層で増加しています。
最近では、鍼灸がアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などの疾患に有効との報告が増えつつあり、そのメカニズムを解明する研究が進められています。

4)「美容鍼灸」・「婦人科系疾患」

 “きれいになるためには全身の凝りやバランスを直す”という考え方を中心に、ダイエットやしみ、シワなどの改善にも鍼灸を利用する人が増えていると聞きます。また、美容や健康、特に女性の月経不順の改善をめざす冷えの改善に、鍼灸は有効だということです。

5)動物と鍼灸

 今や家族の一員として重要な存在となっているペットの治療に、マッサージとともに鍼灸にも関心が寄せられています。米国や英国を始めとする世界の様々なメディアで、獣医の分野で鍼治療をペットの代替医療として積極的に取り入れる動きが広まっていることが紹介されています。人間に効果のある鍼治療をペットにも積極的に受けさせたいと考えているペットオーナーが増えているそうです。
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鍼灸に関する文献や書籍

鍼灸について知りたい方に

book01 「まんが中国医学の歴史」(山本徳子著、医道の日本社)
神農、張仲景、華侘等、中国歴代の名医が漫画の主人公として登場。中国の各時代の歴史に名を遺す名医たちを漫画の主人公として登場させ、そのエピソードを中心に、楽しみながら漢方の成り立ち、鍼灸の発展を理解できるよう構成した。神農、黄帝、扁鵲、張仲景、淳宇意、華佗、皇甫謐等27 人の名医たちを伝説時代から明まで時代を追って紹介。

book02 「からだの声を聴く」(形井秀一著、医道の日本社)
鍼灸・按摩から湯液、導引まで東洋医学をわかりやすく解説。各項目にそれぞれ写真を挿入し、目でも理解できる構成になっていて、東洋医学のありのままの姿にアプローチできる。

book03 「鍼灸の挑戦」(松田博公著、岩波新書)
1本のはりとひとつまみのもぐさ――この極めてシンプルな道具で万病に対処する鍼灸術は、代替医療に対する世界的な関心の高まりを背景に注目されている。無数の流派・会派を超えて、日本各地で活躍する鍼灸師に取材し、その治療の実際、彼らの生の思想や生き方の紹介をとおして、鍼灸という伝統医療の可能性と面白さを伝える。

book04 「鍼灸とツボの科学」(神川喜代男著、ブルーバックス)
2千年の歴史を持つ鍼治療を支えた陰陽五行説や「気血の流れ」の考えを現代医学の目で探った著者は、「鍼は効く」の立場からツボや経絡の謎に迫り、人体には神経やホルモン、免疫系などの信号系のほかに未知の信号系が働いているのではないかという考えにたどりつく。本書を読めば、深遠な鍼治療に対する科学的な見方を、初めてトータルに知ることができる。

鍼灸が登場する小説やエッセイ

book05 「三四郎」( 夏目漱石著、写真は岩波文庫)
大学入学のために九州から上京した三四郎は東京の新しい空気のなかで世界と人生について一つ一つ経験を重ねながら成長してゆく。筋書だけをとり出せば『三四郎』は一見何の変哲もない教養小説と見えるが,卓越した小説の戦略家漱石は一筋縄では行かぬ小説的企みを実はたっぷりと仕掛けているのだ。

book06 「たすけ鍼」(山本一力著、朝日新聞出版)
鍼一本――人助け、世直しいたします!.. 深川蛤町で鍼灸師を営む染谷は、体も心も治す腕の巧みさに..ツボ師..の異名を取る。幼馴染みの漢方医・昭年らと共に、大店乗っ取りなど持ち込まれる難事件を見事に解決する痛快長編時代小説。江戸情緒もたっぷり!

book07 「生きる自信」(石原慎太郎・石原結實共著、海竜社)
東京都知事として、作家として、精力的に仕事をしている石原慎太郎氏が、人気ドクター石原結實先生の断食施設に通い始めてはや十数年。本書では、患者と医者として向き合ったお二人が、人にとって健康とはどういうものか、人生とは何か、老いとは何か、生きるとは何か、人間の体の不思議についてなど、人生と健康の公理についてあますところなく語り合います。
石原慎太郎氏が述べる人生観、健康観に対して、石原結實先生の実際に役に立つ医学的アドバイスなど、人生書としても、健康書としても読み応えのある一冊となっています。

book08 「国境なき鍼灸師をめざして ~メキシコ、グアテマラを行く」(山本慎一著、青木書店)
内戦や紛争で傷ついた人たちに、何かできることは?一人のサラリーマンが一念発起、鍼灸師になって海外に飛び出した。現地のNGO と農村や先住民の村をめぐり、治療にあたる。貧困、内戦による心身の深い傷……、新米鍼灸師が体当たりでぶつかった癒しの旅。

「 鍼灸(しんきゅう)ニュースレター No.10 」をリリース - 夏バテと鍼灸・東日本大震災と鍼灸治療・鍼灸東京宣言

鍼灸Newsletter しんきゅうニュースレター  No.10 2011年7月発行

1.「夏バテ」と鍼灸治療
2. 東日本大震災と鍼灸治療
3.「2011鍼灸学術大会 in東京」にて「日本鍼灸に関する東京宣言」を採択

身近で優しい医療として、社会での新たな役割をめざす鍼灸業界の取り組みや現状 「「 鍼灸(しんきゅう)ニュースレター No.10 」をリリース - 夏バテと鍼灸・東日本大震災と鍼灸治療・鍼灸東京宣言」の続きを読む »

「 鍼灸(しんきゅう)ニュースレター No. 9 」をリリース - がんと鍼灸治療

鍼灸Newsletter しんきゅうニュースレター  No.9 2011年3月発行

1.「がん」と鍼灸治療 – がん患者に対する鍼灸治療
2.「がん」と鍼灸治療 – がん専門病院における鍼灸治療の現状
3. 明治国際医療大学が、厚労省より鍼灸関連の研究費補助を受給
4. スポーツと鍼灸臨床の場「第1回臨床鍼灸スポーツフォーラム 」を開催
5. 「温泉とはり、きゅう、マッサージで健康つくり講演会」を開催

身近で優しい医療として、社会での新たな役割をめざす鍼灸業界の取り組みや現状 「「 鍼灸(しんきゅう)ニュースレター No. 9 」をリリース - がんと鍼灸治療」の続きを読む »

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