「腹の虫の正体と鍼灸の始まり」福井新聞

2014.11.22 福井新聞(WEB)
福井新聞のWEBサイトに「腹の虫と鍼灸の始まり」についての記事が掲載されました。腹の虫の正体は何なのでしょうか。

日本では昔から「腹の虫がおさまらない」「腹の虫が鳴る」などというように「お腹の虫」の存在が言い伝えれててきました。

「腹の虫がおさまらない」というのは「腹が立って我慢ができない」「癪(しゃく)に障(さわ)る」という意味ですし、「腹の虫が鳴る」というのは「空腹でお腹が鳴る」ということですね。

また古典落語などでは、「疝気の虫」のように、江戸時代の頃は病気は「腹の虫」の仕業とされています。

ある文献では、五臓六腑(ごぞうろっぷ)に巣くう「腹の虫」は63種類にも及ぶとのことです。

そしてその腹の虫を退治・治療する方法として鍼灸(しんきゅう)が始まったとされています。

病気のもとになる「虫」が、「腹の虫の正体」なんですね。

鍼灸治療では、体の中のバランスを整える効果があるとされていますが、こういった「腹の虫」を退治することが体のアンバランスをなくす、ということなのかもしれませんね。

福井新聞の記事は公式サイトで閲覧できますので是非ご参照ください。

 
◆福井新聞 公式サイト 「腹の虫」
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/column/57958.html