医学部学生が東洋医学の研究会を発足 – 神戸新聞NEXT

2015.02.02 神戸新聞NEXT
「医師の卵が中医学を研究 脈拍で体の状態判断」として、神戸新聞NEXTに記事が掲載されています。

医学部では教わらない中国の伝統医学「中医学」について理解を深めようということで、神戸大学医学部3年生の学生さんが研究会を発足させました。

その名も「関西中医学研究会ひょうたん」。

この研究会の会長である彼女は「西洋医学だけでなく、中医学の知識を身に付けることで、医師としての幅が広がる。治療に役立てたい」と話しているそうです。

このニュース記事では、脈診のことが書かれています。研究会の今年のテーマが脈診なんですね。

脈診は患者さんの脈拍の強さや速さなどの情報から、体調を判断する診察法です。

これからの時代、このようにお医者さんになる医学部の学生さんが、東洋医学や漢方、そして鍼灸について学んでくれると心強いですね。

 
ところで「中医学」という言葉は「東洋医学」とほぼ同じ意味で使われるケースが多いですが、特に「中国で発展した伝統医学」を指すんですね。

「東洋医学」というのは、文字通り東洋の医学ですので、中国伝統医学に加えてインド医学やその他のアジア諸国で発展してきた医学を指します。

ただ、古代日本に中国から伝わり、その後日本で独自に発展してきた漢方医学のことを指して「東洋医学」という場合もありますので、ご注意くださいませ。

 
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◆神戸新聞NEXT 「医師の卵が中医学を研究 脈拍で体の状態判断」
http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201502/0007708215.shtml

◆関西中医学研究会「ひょうたん」 Facebookページ
https://www.facebook.com/pages/%E9%96%A2%E8%A5%BF%E4%B8%AD%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A-%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%93/804365559603072?fref=nf