澤村選手の鍼治療ミス疑惑 巨人軍が回答書を公開

2017.11.09 日刊スポーツWEBサイト
「鍼灸団体、沢村のはり施術ミス疑いで巨人回答書公開」と題する記事が日刊スポーツの公式サイトに掲載されています。

9月より話題になっていた巨人軍の澤村拓一投手の件ですが、巨人軍より回答が公開されましたね。

「球団トレーナーによる鍼灸治療のミスで長胸神経麻痺が生じた可能性がある」としてニュースが話題となり、鍼灸団体から巨人軍宛てに公開質問状が提出されました。

詳しくはこちらをご参照ください。

 ⇒ 澤村投手の鍼治療トラブル報道 業界から巨人に質問状送付 ? 医道の日本社

 
前回もご紹介させていただきましたが、鍼灸治療で使用する鍼で麻痺を起こすほどの影響を神経に与えることは普通は考えにくいと、多くの鍼灸師は思っています。

そして今回の巨人軍の回答としては、基本的には医師の診断には変わりはないというものでした。

長胸神経の麻痺はトレーナーが行った鍼治療が原因となった可能性が考えられる、ということなんですね。

ただ、「鍼治療が原因となった可能性が考えられる」ということですから、「鍼治療が原因」というわけではありません。

「鍼治療が原因となった可能性が考えられる」という表現の「鍼治療が原因」が注目されてしまい、ニュースで拡散されていったんですね。

これにより鍼灸治療を不安に思う人たちが増えたのも事実かと思われます。

 
しかし今回の質問状では、「鍼治療以外にも、強い力がかかる他の外的要因によって長胸神経の麻痺が生じた可能性もある」という意見も出たそうですね。

さらには、巨人軍のトレーナーによる鍼灸治療が中止されたわけではなく継続しているようですし、巨人軍は鍼灸治療の有効性を認識し今後も鍼灸を活用していく、というコメントもありました。

この点は鍼灸業界としても安心できたのではないかと思います。

 
巨人軍からの回答の部分を一部、下記に引用させていただきます。

 いずれの医師も、選手の症状等から長胸神経の不全麻痺であり、それに伴う前鋸筋の機能低下であるとの診断に変わりはないと話されています。また、発症時期や当該選手の問診等から、長胸神経の麻痺は、当球団のトレーナーが行った鍼治療が原因となった可能性が考えられると答えられました。ただし、鍼治療以外にも、強い力がかかる他の外的要因によって長胸神経の麻痺が生じた可能性もあるとの意見も出ました。
 当該選手の長胸神経麻痺はすでに回復しております。また、当該選手を施術したトレーナーは、現在も当球団のトレーナーとして勤務しています。当球団は鍼治療が有効であることを十分認識しており、現在も多くの選手やスタッフに対して鍼治療が行われています。今後も引き続き鍼治療を活用していく方針に変わりはありません。

 
澤村選手の調教神経麻痺はすでに回復しているということで良かったですね。

今回の記事の詳細については、日刊スポーツのWebサイトをご参照ください。

◆日刊スポーツ – 鍼灸団体、沢村のはり施術ミス疑いで巨人回答書公開
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711090000537.html

 
sawamura2
(画像は日刊スポーツサイトより引用)

 


 


スポンサーリンク






 

1件のコメント

  • Ree21

    大きな団体どうしの言葉の解釈や言い回しはそれまでとして。

    これ脇部ですよね。
    かつての膝関節直刺のように、あるていど禁針点のような線引きしてもいいんじゃないでしょうか。
    急所もあるくらいなら、施術にそういうのがあっても不思議はないし。

    曲芸まがいの施術や粗治療などを、学術側で防止したほうがいいです。
    1症例の経験から学ばずして、なんのための経験医学なのか。

コメントを残す