フィラデルフィア小児病院が鍼灸治療を採用 – アメリカ

2016.06.28 Philly.com
アメリカのフィラデルフィア・メディア「Philly.com」に、「フィラデルフィア小児病院が鍼灸治療を採用」という記事が掲載されています。

「Philly.com」は、アメリカのペンシルバニア州フィラデルフィアのメディアネットワークです。

以前もペットに対する鍼治療の記事をご紹介させていただきましたね。

 ⇒ 犬に鍼治療-その効果は? 米フィラデルフィア

 
今回は、小児病院で鍼治療を本格的に取り入れる、という内容の記事です。

タイトルは正式には

「After rejecting alternative medicine, CHOP gives acupuncture a shot」

となっています。

「代替医療を拒否した後、CHOPは鍼治療を試す」という感じでしょうか。

「CHOP」はフィラデルフィア小児病院の省略名ですね。

「The Children’s Hospital of Philadelphia」です。

 
補完代替医療というと、鍼灸治療やカイロプラクティックやマッサージや、サプリメントなどの栄養補助食品などがあります。

この小児病院では2013年に、安全性や有効性の問題から多くの栄養補助食品を除外したそうです。

子供のために、安全面を慎重に考えることは重要ですよね。

CAMと言われる補完代替医療(Complementary Alternative Medicine)には、有効性を証明するための科学的根拠が少ないと言われています。

しかし、アメリカではこの医療が広く受け入れられているんですね。

 
今回、フィラデルフィア小児病院「CHOP」は、以前はサプリメントを拒否したけれども、来月7月より鍼灸治療(鍼治療)を採用することになった、ということです。

Children’s Hospital of Philadelphia will offer acupuncture to all of its patients beginning in July, joining a growing number of pediatric medical centers providing alternative therapies.

(訳)
フィラデルフィア小児病院は、代替療法を提供する多くの小児医療センターに参加し、7月よりその患者のすべてに鍼治療を提供します。

鍼灸治療は慢性の痛みに対して効果的であるという2012年の分析結果が、根拠の一つとなっているようですね。

There is evidence that acupuncture works – specifically for pain. A 2012 analysis of dozens of randomized controlled trials concluded it effectively relieves some types of chronic pain.

「慢性疼痛を軽減」というトピックについては、当サイトでも以前に少しご紹介させていただきました。こちらもご覧ください。

 ⇒ 20分の鍼灸治療で慢性疼痛を軽減 ? スペイン

 
CHOPでの鍼治療が実際にどのようなものであるかは詳しく書かれていませんが、子供に対して鍼を刺すという治療だと考えられます。

小児の疾患に対しては、日本の伝統的な「小児鍼灸」も活躍できますね。

何かの機会に、フィラデルフィア小児病院に日本の鍼灸を紹介できる日が来るといいですね。

今回の記事の詳細は、「Philly.com」の公式サイトをご確認ください。

 
◆Philly.com – After rejecting alternative medicine, CHOP gives acupuncture a shot
http://www.philly.com/philly/health/20160628_After_rejecting_alternative_medicine__CHOP_gives_acupuncture_a_shot.html

 
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(画像はPhilly.comより引用)